東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比3.22ポイント安い1117.21だった。
週末を前に利益確定の売りが出る一方、個人投資家の物色の矛先はマザーズ指数組み入れ前の直近IPO(新規株式公開)銘柄の一角、あるいは東証1部銘柄に向いたようだ。日経平均とともにマザーズ指数も後場強含みで始まったが、買いが一巡するとじりじりと売りに押された。時価総額上位のメルカリ、JTOWERなどが大引けにかけて下げ幅を広げ指数を下げた。
菅義偉首相の退陣報道を受け「デジタルトランスフォーメーション(DX)などの分野で推進力が弱まるとの懸念が、デジタル関連銘柄の多いマザーズ指数の軟調さにつながった」とみていた。
メルカリやケアネット、弁護士COMが下落した。一方、2日に新規上場したメディア総研とモビルスは大幅高。ヘリオスも上昇した。
値上がり銘柄数は175、値下がり銘柄数は191となった。
個別では、サーキュレーションがストップ安。キャンバスは年初来安値を更新。ジェイフロンティア、ケアネット、ジモティー、アクリート、プレイドが売られた。
一方、グローバルウェイ、SERIOホールディングス、ブロードマインド、メディア総研がストップ高。モビルス、パワーソリューションズ、レントラックス、サーキュレーションなど6銘柄は年初来高値を更新。トレンダーズ、イーエムネットジャパン、オムニ・プラス・システム・リミテッド、キャリア、BASEが買われた。
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