東証マザーズ指数は前日比1.24ポイント高の1186.46ポイントと続伸した。
物色意欲が旺盛な個人投資家の資金は新規公開(IPO)銘柄に向かい、既存銘柄には週末に伴う手じまい売りなどが増えた。
マザーズでは、IPO銘柄のプレイド、インバウン、かっこがにぎわい、ココペリは買い気配のまま取引を終えた。材料が豊富なBASEが上伸し、アンジェスも買われた。
マザーズ市場の売買代金上位には新規上場銘柄が顔を並べ、IPO人気の高さをうかがわせた。しかし、全体の銘柄数では値下がりが値上がりを大きく上回り、「物色人気は一極集中した」形だ。来週も新興企業市場には10社が新規上場を予定しており、IPO銘柄は個人投資家の活発な売買が想定される。
値上がり銘柄数は117、値下がり銘柄数は204となった。
17日に東証マザーズ市場に新規上場した3銘柄が2日目のきょう取引が成立した。プレイドは初値(3190円)を上回って取引を終えた。終値は初値比480円(15.0%)高の3670円だった。
かっこの終値は初値(7890円)比で1090円(13.8%)安の6800円。ビートレンドの終値は初値(1万10円)比で2300円(23.0%)安の7710円だった。
18日に東証マザーズ市場に新規上場したインバウTは初値(7300円)を上回って取引を終えた。終値は初値比220円(3.0%)高の7520円だった。18日に東証マザーズ市場に新規上場したココペリは、買い気配のまま上場初日の取引を終えた。
個別では、バルミューダがストップ高。ブランジスタ、テックポイント・インク、アイリックコーポレーションは一時ストップ高と値を飛ばした。プレミアアンチエイジング、Fast Fitness Japanなど3銘柄は年初来高値を更新。ツクルバ、カヤック、グッドスピード、ユナイテッド&コレクティブ、ジーニーが買われた。
一方、日通システム、フィーチャ、Amazia、リックソフト、Branding Engineerなど6銘柄が年初来安値を更新。ALiNKインターネット、エクスモーション、アディッシュ、チームスピリット、サンワカンパニーが売られた。
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