マザーズ指数は続伸、買い安心感

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比5.04ポイント高い1004.84だった。
日本時間16日未明に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果がおおむね市場予想通りだったとの受け止めから、新興市場でも買い安心感が広がった。ただ、日経平均以上に伸び悩みが鮮明となっている。従前人気だったマザーズ銘柄の相次ぐ急落で個人投資家の損益は大きく悪化しているもよう。さらに、12月後半のIPO(新規株式公開)のブックビルディング(需要申告)こそおおむね一巡したが、購入申込みに伴う資金拘束が発生しているとみられ、個人投資家の資金回転が改善したとは考えにくい。
 
ビジョナルやJTOWER、GAテクノが上昇した。一方で、メルカリやPアンチエイ、ウェルスナビは下落した。
 
きょうマザーズ市場に上場したブロードEは公開価格(2790円)を7.7%上回る3005円で初値を付けた。前場の終値は2648円だった。同じくマザーズ市場に上場したトゥルーDは公開価格(2220円)を1.4%上回る2250円で初値を付けた。前場の終値は2085円だった。
値上がり銘柄数は207、値下がり銘柄数は163となった。
 
個別ではステムリムがストップ高。フレアスは一時ストップ高と値を飛ばした。AB&Companyなど2銘柄は年初来高値を更新。サイエンスアーツ、GA technologies、かっこ、日本電解、シイエヌエスが買われた。
 
一方、colyがストップ安。フレクトは一時ストップ安と急落した。ジェイフロンティア、農業総合研究所、UUUM、スパイダープラス、セーフィーなど22銘柄は年初来安値を更新。Birdman、プレミアアンチエイジング、アイドマ・ホールディングス、ボードルア、イーエムネットジャパンが売られた。

 

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