マザーズ指数は続伸、直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心

 
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比14.71ポイント高い1167.49だった。
引き続きウェルスナビなどの直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に賑わった。ただ、これまでの株価上昇を受けて過熱感も意識されてきたようで、買い一巡後に伸び悩む直近IPO銘柄が散見された。利益確定した資金の一部はバイオ関連株や政策の追い風期待が高い銘柄など既存のマザーズ銘柄にも向かったとみられ、マザーズ指数は前日に続き戻りを試す展開となった。
医療機関向けの求人事業で業務提携すると発表したMRTや、「サービス登録者数がコロナ禍前から約2割伸びた」との最高経営責任者(CEO)の発言が伝わったビザスクには買いが入った。一方、BASEやAIins、エヌピーシーが下落した。
 
新興市場全体の売買代金ランキング上位にはウェルスナビやヤプリなど12月以降の新規株式公開(IPO)銘柄が目立つ。
市場では「年末とあって市場参加者が少なく相場の方向感が出にくいが、IPO銘柄の需給環境は良好だ」との声が聞かれた。
 
値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は130となった。
 
個別では、トランスジェニック、ココペリ、サイジニアがストップ高。ウェルスナビ、いつもは一時ストップ高と値を飛ばした。CRI・ミドルウェア、プレイド、Kaizen Platformなど6銘柄は年初来高値を更新。フルッタフルッタ、アイ・ピー・エス、リグア、メディアシーク、カラダノートが買われた。
 
一方、交換できるくんが一時ストップ安と急落した。ASJ、モブキャストホールディングス、UUUM、日通システム、インターファクトリーなど10銘柄は年初来安値を更新。かっこ、インバウンドテック、アクセルマーク、旅工房、アイキューブドシステムズが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次