マザーズ指数は続伸、直近IPO銘柄好調

東証マザーズ指数は続伸した。前日比5.47ポイント高の901.98ポイントだった。
前日の米国株式市場で、米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の利下げが示唆されて主要3指数が揃って3日続伸した流れから、マザーズ市場に対してもプラスに働いている。
昨日、新規上場したSansanの利益確定売りの資金が、マザーズ銘柄へと向かており相場の下支え要因となっている。
本日もマザーズ市場にピアズは、10時43分に、公募・売り出し価格を51.9%上回る5500円で初値を付けた。その後も買いが続き、制限値幅の上限(ストップ高水準)の6500円まで上昇する場面もあった。前引けは6350円だった。
短期資金動向を把握するうえでも、直近IPO銘柄の物色動向を注視しておきたいところである。
 値上がり銘柄数は175、値下がり銘柄数は91となった。

一方で、マザーズ指数は寄与度の大きいメルカリが下げ幅を広げるとマイナスに転じるなど、総じて買いの勢いは弱い。市場の関心は、来週末に行われる米中首脳会談の動向に移るとみられ、模様眺めムードが強まる展開となる可能性がある。また、為替市場においても円高傾向にあるだけに、個人投資家による積極的な上値追いの動きは見込まれにくいとみられる。

個別では、キャンディル、イオレ、JIG-SAW、ユーザーローカル、エクスモーションなど9銘柄は年初来高値を更新した。オンコリスバイオファーマ、アイ・ピー・エス、アクアライン、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング、マネジメントソリューションズが買われた。
 
一方、Lib Work、フィット、バルテス、中村超硬が年初来安値を更新した。ソーシャルワイヤー、Kudan、PKSHA Technology、バーチャレクス・ホールディングス、イーソルが売られた。

 

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