東証マザーズ指数は前週末比15.43ポイント高の946.38ポイントと続伸。
小口の買い注文が先行した。週末の米株安を受けて日経平均が大幅反落してスタートするなか、やはり利益確定の売りが先行した。しかし、マザーズ指数は寄り付き直後にはプラスへ切り返し、堅調な展開となった。
指数寄与度上位のサンバイオは再生細胞薬の試験結果を好感した買いが続き連続ストップ高となったほか、メルカリやそーせいグループなど堅調で東証1部市場に逆行して上昇した。
東証1部で大型株が売りに押されたため、中小型株が大半の新興市場では、「個人投資家が信用取引を使い、短期的な値上がりを期待して買いを入れた」とみられる。
売買代金は概算で688.59億円。騰落数は、値上がり146銘柄、値下がり115銘柄、変わらず7銘柄となった。
個別では、サンバイオ、エクストリーム、インターネットインフィニティーがストップ高。ジェネレーションパス、エニグモなど3銘柄は年初来高値を更新。窪田製薬ホールディングスが2割近く上昇し、ブリッジインターナショナル、農業総合研究所、ソーシャルワイヤー、マーケットエンタープライズが買われた。
一方、アドウェイズはストップ安水準まで売られた。業績予想を上方修正したが、第1四半期の好調な出足を受けて高まっていた期待には届かなかったようだ。VALUENEX、GMO TECH、キャリア、プラッツは年初来安値を更新。イーソル、ビープラッツ、リンクバル、ロコンド、アジャイルメディア・ネットワークが売られた。
