東証マザーズ指数は前日比27.47ポイント高の992.55ポイントと続伸した。
日経平均株価が前日に大幅上昇し、きょうは利益確定売りに押されながらも前日終値を挟んで一進一退していた。
マザーズ市場に新規株式公開(IPO)した銘柄が6銘柄もあったが、公開価格を割り込むなど軟調な出足の銘柄が多かった。IPOに備えて換金売りしていた個人投資家の含み損益が改善しなければ、マザーズ市場全体の機運にも影響しかねないため、やや懸念したが、既存の主力株に買いが入り、全体としては堅調な動きとなった。
市場では「相場のボラティリティー(変動率)が高いなかでは値動きの大きいマザーズ銘柄には手を出しづらかった。ようやく全体相場が落ち着いたことで、出遅れを取り戻す買いが入った」との指摘があった。
フロンテオやメルカリ、ビジョナルが上昇した。一方で、ステムリムやCANBAS、アプリックスが下落した。
値上がり銘柄数は323、値下がり銘柄数は71となった。
東証マザーズ市場にきょう上場した6銘柄すべてが初値を付けた。サインド(4256)、RJ(9522)、フィナHD(4419)、ザクー(4255)の4銘柄は公開価格を下回る水準となった。一方、サクシード(9256)、網屋(4258)は公開価格を上回った。
21日にマザーズに上場したラバブルMG(9254)は、2日目のきょう初値を付けた。初値は公開価格の3.8倍にあたる4845円だった。
個別では、アシロが一時ストップ高と値を飛ばした。ワンキャリア、リファインバースグループは年初来高値を更新。くふうカンパニー、Macbee Planet、リベロ、I-ne、HYUGA PRIMARY CAREが買われた。
一方、インタースペース、イオレ、富士山マガジンサービス、シェアリングテクノロジー、フィーチャなど21銘柄が年初来安値を更新。和心、ドラフト、ステムリム、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、True Dataが売られた。
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