東証マザーズ指数は前日比6.77ポイント高の894.45ポイントと続伸した。
前日の米国株式相場で、G20首脳会議の開催を週末に控えて高安まちまちの展開となった流れから、本日のマザーズ市場には朝方から前日上昇分の利益を確定する動きが先行した。その後は、為替市場がじりじりと円安方向に振れるなか、日経平均の下げ渋りも支援材料となり、短期資金がマザーズ市場へと向かった。そーせいやオンコリス、ジーエヌアイなどの医薬品関連株の上昇が終日目立った
米中首脳会談を控え、市場全体に様子見姿勢が広がる中、「世界景気とあまり関係なく、海外投資家の売りが大きくない新興市場に個人の買いが入った」という。
ただ、売買は盛り上がっておらず、「試し買いで、今後も投資資金が入り続けるほどの材料はみられない」との声も聞かれた。
売買代金は概算で858.51億円。騰落数は、値上がり154銘柄、値下がり118銘柄、変わらず17銘柄となった。
きょうマザーズ市場に上場したリビンTの終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)にあたる7500円で、初値(9000円)を約17%下回った。売買代金はマザーズ市場でメルカリを上回り、4位につけた。
個別ではデータホライゾン、モルフォ、JIG-SAW、一家ダイニングプロジェクトが年初来高値を更新。カイオム・バイオサイエンス、シェアリングテクノロジー、レアジョブ、ASJ、ジーエヌアイグループが買われた。
一方、フルッタフルッタ、リビン・テクノロジーズがストップ安。インフォネット、エードット、ピアズ、SOUは年初来安値を更新。ジェネレーションパス、ソレイジア・ファーマ、インパクトホールディングス、中村超硬、みらいワークスが売られた。
