東証マザーズ指数は続伸した。前週末比10.59ポイント高の894.91ポイントだった。
前週末の米国株高が好感され、東京株式市場全般が堅調展開となった。
マザーズ市場も投資家心理改善で戦略的提携先のファイザーから3百万米ドルのマイルストンを受領すると発表したそーせいがマザーズ売買代金トップにランクイン。メルカリ、サンバイオといった時価総額上位銘柄が買われ、指数の上昇をけん引した。
また、アンジェスや窪田製薬HDなどその他のバイオ関連株にも値幅取りを狙った短期資金の流入が目立った。
しかし、引き続き不透明な状況が続いている他、戻り待ちの売りなども意識され、後場にはじりじりと上げ幅を縮小、終値ベースで900ポイントを回復することはできなかった
日経平均株価が節目の2万1000円を回復し、マザーズ市場でも幅広い銘柄が買われた。市場環境の好転で「信用取引を使った買いが増えた」の声が聞かれた。
値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は87となった。
個別では、1→3の株式分割を実施するソフトマックス、寄り前に子会社の米アキュセラが、新薬候補「エミクススタト塩酸塩」について、欧州医薬品庁からオーファンドラッグ指定の通知を受けたと発表の窪田製薬ホールディングスがストップ高となった。
手間いらず、ロックオン、FFRI、JIG-SAW、バリューゴルフなど13銘柄は年初来高値を更新した。タイセイ、フロンティア・マネジメント、エーアイ、フェニックスバイオ、シェアリングテクノロジーが買われた。
一方、イトクロがストップ安となった。フィル・カンパニー、Aiming、サマンサタバサジャパンリミテッドなど4銘柄は年初来安値を更新した。メディアシーク、インパクトホールディングス、イーソル、GA technologies、ライトアップが売られた。
