東証マザーズ指数は前週末比39.81ポイント安の1008.97ポイントと反落した。2020年8月以来およそ1年4カ月ぶりの安値を付けた。
新興市場も東京株式市場全般に連動して反落商状となった。「近く新規上場する銘柄に投資するため換金売りに押されるマザーズ銘柄が多かった」という。
前週末に米ナスダック総合指数が下落した影響で、成長株への投資を見送るムードも強かった。12月の新規株式公開(IPO)が相次ぐのを前に換金売りも出た。
11月のPOS(販売時点情報管理)レジ導入店舗数で前月からの伸びが鈍化したスマレジが下落した。アドベンチャも売られた。一方、弁護士COMやサイエンスAは上昇した。
個人投資家の投資マインドが悪化しており、引き続き追い証(追加証拠金)回避の売りも観測されている。
値上がり銘柄数は94、値下がり銘柄数は284となった。
個別ではジーエヌアイグループ、イオレ、フルッタフルッタ、駅探、ディジタルメディアプロフェッショナルなど47銘柄が年初来安値を更新。ENECHANGE、リファインバースグループ、ココナラ、プロジェクトカンパニー、プラスアルファ・コンサルティングが売られた。
一方、グローバルウェイ、AI inside、リボミック、INCLUSIVEがストップ高。サイエンスアーツ、AB&Companyは年初来高値を更新。FRONTEO、メタリアル、リベロ、夢展望、GMOメディアが買われた。
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