東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比2.86ポイント安い1264.46だった。
東京株式市場全般は堅調な動きが続いているが、グロース株の代表格であるマザーズは弱含み。「押し目買いが中心」といい、指数はさえなかった。
後場に入ると主力大型株を避けた投資資金の一部が新興IT株などに向かい、マザーズ指数はプラス圏に浮上する場面もあったが、時価総額上位のアンジェス、ジーエヌアイGなどの創薬バイオ株が下落とともに失速する格好となった。直近新規株式公開(IPO)銘柄のプレイドやエネチェンジも安い。JIGSAWやBASE、JTOWERが上昇した。好決算を発表したJMDCなどの銘柄には買いも入った。
市場では「5日に上場したQDレーザの上場後の値動きが良好で、10日以降の新規上場銘柄に市場の関心が移っている」との声が聞かれた。
売買代金は概算で1675.13億円。騰落数は、値上がり119銘柄、値下がり216銘柄、変わらず8銘柄となった。
個別では、ジーエヌアイグループ、アイペットホールディングス、トゥエンティーフォーセブン、すららネット、タメニーが売られた。
一方、QDレーザがストップ高。ユニフォームネクスト、JIG-SAW、ミンカブ・ジ・インフォノイド、フリー、ウィルズなど8銘柄は昨年来高値を更新。ブティックス、夢展望、JMDC、メタップス、うるるが買われた。
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