マザーズ指数は反落、バイオ関連株売られる

東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比8.88ポイント安い910.47だった。
マザーズ市場には朝方から買いが先行した。しかし、物色としては、材料株のほか、直近IPO銘柄やバイオ関連の一角に留まり、アンジェスやオンコリスといった一部のバイオ関連株に加え、ALBERTやHEROZなど人工知能(AI)関連株への売りが指数を押し下げた。
個人投資家による資金の逃げ足は次第に速まったことから、マザーズ指数は引けにかけて下落幅を広げる展開となった。
 
トランプ米大統領と中国の劉鶴副首相が会談を行う予定で、「会談内容も見極めたい」との声が聞かれ、次第に模様眺めムードが広がっていた。
また、米雇用統計の発表も控えているだけに、積極的に売り買いする投資家は少ないことも買い見送り要因につながったようだ。
 
市場関係者からは、全般は個人投資家の短期売買が中心で「動きのある銘柄に日替わりで資金が集まっている」との指摘があった。
売買代金は概算で1309.87億円。騰落数は、値上がり97銘柄、値下がり183銘柄、変わらず3銘柄となった。
 
個別では、ソーシャルワイヤー、ZUU、gooddaysホールディングス、東名、ログリーなど9銘柄が年初来安値を更新。ALBERT、ASJ、エードット、シリコンスタジオ、Amaziaが売られた。
 
一方、霞ヶ関キャピタル、フェニックスバイオ、テックポイント・インクがストップ高。インタースペース、アスカネット、富士山マガジンサービス、ホットリンク、HEROZなど15銘柄は年初来高値を更新。日本ホスピスホールディングス、ベルトラ、WASHハウス、はてな、ライトアップが買われた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次