マザーズ指数は反落、デジタル化遅延懸念

 
東証マザーズ指数は急落した。終値は前日比80.70ポイント(6.38%)安い1185.03だった。下落率は3月9日(9.74%)以来およそ8カ月ぶりの大きさ。
米ナスダック市場が逆行安やナイトセッションがマイナスで取引を終了した流れを引き継ぎ反落でスタートした。新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待を背景に前日の米長期金利が上昇。金利の低位安定を前提として物色されていた電子商取引(EC)関連などの成長株には売りが膨らんだ。
BASEやメルカリが下落したほか、アンジェスは9日、ゲノム編集技術を持つ米社の買収に絡み新株を発行すると発表し、株式需給の悪化を嫌気した売りが出た。
値上がり銘柄数は85、値下がり銘柄数は242となった。
 
個別では、すららネット、Jストリーム、JMDCがストップ安。KIYOラーニング、アクシス、マクアケ、MTG、BASEは値下がり率上位に売られた。
 
一方、アズーム、スペースマーケット、アドベンチャー、ホープ、旅工房など7銘柄がストップ高。トゥエンティーフォーセブンは一時ストップ高と値を飛ばした。アドウェイズ、JIG-SAWなど3銘柄は年初来高値を更新。ベルトラ、HANATOUR JAPAN、ベストワンドットコム、ティーケーピー、フロンティアインターナショナルは値上がり率上位に買われた。
 

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