東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比26.36ポイント高い1134.46となり、2018年6月以来の高値を更新した。
一服を経て再び物色の勢いが増している。海外株の上昇などを背景に、前日に売りを出していた個人投資家が買い姿勢に転じ、新興企業市場は終日堅調だった。
指数寄与度が高いメルカリが大きく上昇したほか、電子商取引(EC)関連銘柄と位置づけられるBASEも成長期待から買いが集まり心理的節目の1万円の大台に乗せる場面があり、マザーズ指数の上昇につながった。
20日に東証マザーズ市場に新規上場したニューラルは上場2日目のきょう、買い気配のまま売買不成立で取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、900円)の5.3倍にあたる4765円に切り上げた。
市場では2日目でもなお売買が成立しなかったことについて「直近新規株式公開(IPO)銘柄で初値を上回る水準に株価が上昇している銘柄が出てきており、ニューラルにも買い注文が入りやすくなっている」との声があった。
マザーズ市場全体の売買代金は概算で2765億8200万円と5月下旬以来の高水準だった。
値上がり銘柄数は236、値下がり銘柄数は83となった。
個別では、コマースOneホールディングス、GMO TECH、リファインバースがストップ高。ティアンドエスは一時ストップ高と値を飛ばした。cotta、アズーム、ロコンド、オークファン、イグニスなど26銘柄は年初来高値を更新。ライトアップ、データホライゾン、BASE、アディッシュ、MTGが買われた。
一方、Aiming、フルッタフルッタ、ブティックス、ホープ、農業総合研究所が売られた。
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