東証マザーズ指数は前日比25.52ポイント高の1289.98ポイントと反発した。
業績回復への期待から東証1部の景気敏感株が買われる一方、足元は新興市場のIT(情報技術)関連株の上値の重さが目立っていたため、出遅れ感を意識した個人投資家の資金が流入した。中小型株に本日は個人投資家の幕間つなぎ的な物色が向かう格好となった。
東証1部市場が一服症状となる中で、マザーズではメルカリ、JMDC、HENNGEなどが上昇、指数を押し上げた。本日のマザーズ指数は、終日、日経平均やTOPIXを超えるパフォーマンスとなった。
きょうはフリーやBASEなどのマザーズ市場の主力銘柄の決算発表を控えており「先回りの買いを入れている投資家と発表前にポジションを調整する投資家の動きが入り交じった」との声が聞かれた。
時価総額の多い主力株に買い注文が入ったためで、市場関係者は「個人投資家を中心とした買い意欲が強い」と指摘した。
値上がり銘柄数は221、値下がり銘柄数は113となった。
東証マザーズ市場にきょう新規上場したアールプランは13時59分に公開価格の2.3倍にあたる5000円で初値を付けた。終値は初値を9%下回る4535円。制限値幅の上限(ストップ高)の6000円まで買われる場面もあった。
個別では、アールプランナーが一時ストップ高と値を飛ばした。フォーライフ、日本ファルコム、JIG-SAW、QDレーザは昨年来高値を更新。ジーエヌアイグループ、JMDC、メタップス、プレシジョン・システム・サイエンス、メルカリが買われた。
一方、アイキューブドシステムズ、CRI・ミドルウェア、インタースペース、テラプローブ、ブティックスが売られた。
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