東証マザーズ指数は反発した。終値は前週末比3.00ポイント高の1088.34だった。
小幅に上昇して始まったマザーズ指数だったが、寄り付き後すぐにマイナスに転じ、再び切り返すなど、方向感に欠ける展開。前週末の大幅安からの反動で、自律的な反発を見込んだ買いが優勢になった。ただ、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)に比べて上昇幅は限られた。市場では「成長性に着目して期待先行で買われていた銘柄が多く、売るきっかけを待つ投資家も増えている」との声があった。
7月30日に4~6月期決算を発表した弁護士COMは失望した売りが膨らんだ。7月27日に新規上場したサーキュは制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られた。一方、7月28日上場のブレインズはストップ高となった。BASEやメルカリも上昇した。
売買代金は概算で1059.27億円。騰落数は、値上がり157銘柄、値下がり199銘柄、変わらず18銘柄となった。
個別では、グローバルウェイ、ブレインズテクノロジーがストップ高。アーキテクツ・スタジオ・ジャパンなど2銘柄は年初来高値を更新。Aiming、ウォンテッドリー、アズーム、BASE、テックポイント・インクが買われた。
一方、サーキュレーションがストップ安。総医研ホールディングス、ベガコーポレーション、スタジオアタオ、ディジタルメディアプロフェッショナル、モブキャストホールディングスなど62銘柄は年初来安値を更新。すららネット、弁護士ドットコム、エーアイ、ランディックス、i-plugが売られた。
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