マザーズ指数は反発、直近上場銘柄に資金

東証マザーズ指数も反発。前引けは前日比25.66ポイント(2.54%)高い1034.63だった。
マザーズ指数は前日に-3.80%と大幅な下落を強いられており、本日も5日移動平均線水準までの戻りにとどまっているのを見ると、自律反発の域を出ない印象を受ける。 
メルカリなどの主力IT株も堅調とはいえ、物色の矛先が向いているのはやはりサイエンスアーツやGRCSといった好需給の直近IPO(新規株式公開)銘柄だった。

マザーズ指数は直近高値(11月17日取引時間中の1189.00ポイント)から安値(12月6日取引時間中の1003.97ポイント)まで-15.56%となり、個別では2割以上の大幅下落となった銘柄も多い。追加証拠金(追い証)の発生と前後して損失覚悟の売りを迫られた向きは少なくないと考えられる。また、今週から12月後半のIPOのブックビルディング(需要申告)が本格化してきたことから、これに備えるための換金売りが出てくることも想定される。当面は新興株の需給好転は期待しづらいだろう。

値上がり銘柄数は342、値下がり銘柄数は45となった。
 
個別では、CINC、サイエンスアーツがストップ高。リボミックなど2銘柄は年初来高値を更新。ジィ・シィ企画、GRCS、プロジェクトカンパニー、リファインバースグループ、海帆が買われた。
 
一方、ビートレンド、ビープラッツ、インフォネット、オンコセラピー・サイエンス、ドラフトなど13銘柄が年初来安値を更新。INCLUSIVE、グローバルウェイ、ENECHANGE、タスキ、FRONTEOが売られた。
 

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