東証マザーズ指数は小幅に反発した。終値は前日比0.95ポイント高い1034.81だった。東京株式市場全般に対して逆行して上昇する動きとなった。後場に入って週末要因もあって売りが先行する場面もあった。
国内外の株式市場で景気敏感株に売りが広がり、逃避資金の一部が内需系の多い新興株にも向かったとみられる。特に時価総額上位の主力株が比較的堅調だった
PアンチエイやJTOWERが上昇した。一方、Enjinやオキサイドが下落した。
売買代金は概算で1200.65億円。騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり252銘柄、変わらず12銘柄となった。
20日に東証マザーズ市場に新規上場したシイエヌエスは初値を23%下回り、制限値幅の下限(ストップ安水準)である2310円で終えた。午前に公開価格(1940円)を55%上回る3010円で初値を付けた後に3035円まで買われたが、その後は売りが膨らんだ。
同日に新規上場したFLネットはストップ安水準の3615円で終え、初値を16%下回った。午前に公開価格(2470円)を75%上回る4315円で初値を付けたが、買いは続かずストップ安売り気配が続いた。
個別では、インティメート・マージャーがストップ高。バンク・オブ・イノベーションは一時ストップ高と値を飛ばした。スマレジ、JMDC、キッズウェル・バイオ、フリークアウト・ホールディングスなど5銘柄は年初来高値を更新。すららネット、フォースタートアップス、くふうカンパニー、JTOWER、ロコガイドが買われた。
一方、シイエヌエス、フューチャーリンクネットワークがストップ安。アスカネット、ファンデリー、G-FACTORY、ベガコーポレーション、ロコンドなど57銘柄は年初来安値を更新。フェニックスバイオ、デコルテ・ホールディングス、ブレインズテクノロジー、和心、サイジニアが売られた。
目次
