マザーズ指数は反発、好業績株や値ごろ感のあるバイオ関連買われる

東証マザーズ指数は前日比6.07ポイント高の916.54ポイントと反発した。
前日の米国株式市場では、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は6日ぶりに小幅安となった流れから、テクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場には朝方からやや利益確定の動きが優勢であった。
その後は、「貿易協議で大幅な進展」との中国メディアによるニュースが伝わり始め、個人投資家によるセンチメントが改善した。好業績株や値ごろ感のあるバイオ関連などの株に個人の買いが入った。前引けにかけてマザーズ指数はプラスに転じ、この日の高値をつけた。後場は、3月雇用統計発表を控え様子見ムードも見られ、前日終値を挟んでの推移が続いた。
 
売買代金は概算で1169.79億円。騰落数は、値上がり166銘柄、値下がり103銘柄、変わらず13銘柄となった。
 
個別では、大正製薬ホールディングス傘下の大正製薬との共同研究の結果、得られたアプタマーに変形性関節症の新規治療薬候補となる可能性が示されたと発表したリボミック、高尿酸血症モデル動物に関する発明で特許登録をしたことが前日から好感されているフェニックスバイオがストップ高となった。
エムビーエス、窪田製薬ホールディングスは一時ストップ高となった。リーガル不動産、モルフォ、ホットリンク、アイ・ピー・エス、システムサポートなど12銘柄は年初来高値を更新した。Delta-Fly Pharma、中村超硬、フレアス、リネットジャパングループ、みらいワークスが買われた。
 
一方、FRONTEO、ソーシャルワイヤー、ZUU、東名、アドベンチャーなど8銘柄が年初来安値を更新した。テックポイント・インク、エクストリーム、レアジョブ、マネジメントソリューションズ、テノ.ホールディングスが売られた。

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