東証マザーズ指数も反発した。前引けは前日比9.74ポイント高い927.92だった。
アンジェスや弁護士COM、ラクスルなどの上昇が指数を押し上げた。2月28日に新規株式公開(IPO)したスマレジにも買いが続いた。
注目された米朝首脳会談における北朝鮮の非核化合意が見送られ、東アジアの地政学リスクに対する警戒感がくすぶるなか、前日の米国株安なども相場の重しになっている。
しかし、10-12月期の米国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことから為替市場では1ドル=111円台前半まで円安が進んでおり、投資家心理にはプラスに作用している。
週末要因の持ち高調整売りも警戒されるなか、バイオ株中心に個人投資家による個別材料株への投資意欲は活発となっており、下値も限定的になっている。
値上がり銘柄数は172、値下がり銘柄数は90となった。
個別では、プロパティデータバンクが一時ストップ高と値を飛ばした。スマレジ、ファイバーゲートは昨年来高値を更新。アイリッジ、ブライトパス・バイオ、ベルトラ、インターネットインフィニティー、リンクが買われた。
一方、MTGが昨年来安値を更新。はてな、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、リックソフト、レアジョブ、識学が売られた。
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