マザーズ指数は反発、中小型株に買い

東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比17.62ポイント(1.46%)高い1221.46だった。前場は米ナスダック市場の上昇などを背景に買い先行で始まったが、後場は売りが先行する場面もあった。東証1部市場で日経平均株価がマイナス転落したことも影響していた。
新型コロナウイルスのワクチン開発をきっかけとした成長株売り・割安株買いが和らぐなか、今期業績見通しを上方修正するなど高成長が期待できる中小型株に買いが集中した。
2020年7~9月期の最終赤字額が前年同期と比べて縮小したフリーなど指数寄与度の高い銘柄への買いも指数を押し上げた。
今期の業績見通しを上方修正したAIinsや、今期税引き利益が約3割増になるとの見通しを示したタスキがストップ高水準で配分された。家計簿アプリを通じて確定申告が可能になるサービスを開始すると発表したマネフォも買われた。一方、JTOWERや弁護士COM、T&Sが下落した。
値上がり銘柄数は149、値下がり銘柄数は172となった。
 
個別では、タスキ、AI inside、MTGがストップ高。アズーム、あんしん保証、松屋アールアンドディ、KIYOラーニングなど6銘柄は年初来高値を更新。日本リビング保証、トヨクモ、バリュエンスホールディングス、ブティックス、JIG-SAWが買われた。
 
一方、アクトコールが一時ストップ安と急落した。日通システム、Branding Engineerは年初来安値を更新。リグア、Retty、Sun Asterisk、プレミアアンチエイジング、ベストワンドットコムが売られた。

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