マザーズ指数は、方向感の出にくい一日

東証マザーズ指数は横ばいだった。終値は前日と変わらずの873.98だった。
前日の米国市場は米中交渉への不透明感が台頭し、主要3指数は揃って反落。これを受けて為替が日本時間の早朝に一時1ドル=107円90銭台に突入するまでの円高水準になったこともあり、本日の日本市場は全面安商状で始まった。
マザーズ市場も日中取引に限ってみれば方向感の出にくい一日だったと言えよう。寄り付き後、円高基調の一服や中国を中心としたアジア市場の堅調さが確認されてからは、投資家センチメントも改善し、個別物色も盛んになり、次第に下げ幅を縮める展開となった。
メルカリやそーせい、ミクシィが上昇した。一方で、Sansanや弁護士COMは安い。大学入試の英語民間試験の20年度見送りが伝わったエデュラボは大幅安となった。
値上がり銘柄数は136、値下がり銘柄数は142となった。
 
1日、東証マザーズ市場に新規上場したWAは、初値を9.7%下回る4225円で取引を終えた。取引開始直後に公開価格(4690円)を10円(0.2%)下回る4680円で初値を付けたが、損失限定の売りがきょうの取引を通じて終始優勢だった。
 
個別では、UMNファーマがストップ高。VALUENEX、アジャイルメディア・ネットワークは一時ストップ高と値を飛ばした。セルソース、FRINGE81、シルバーライフは年初来高値を更新。シンメンテホールディングス、手間いらず、Link-U、ギフティ、カオナビが買われた。
 
一方、EduLab、ジャパンインベストメントアドバイザーがストップ安。はてな、ウォンテッドリー、パワーソリューションズ、HENNGE、インティメート・マージャーなど6銘柄は年初来安値を更新。中村超硬、ファンデリー、ジェイック、ピーバンドットコム、サイジニアが売られた。

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