マザーズ市場展望

マザーズ市場が「泥沼商状」から抜け出せずにいる。24日まで5日続落し、連日の昨年来安値更新となっており、2020年4月以来の水準まで下落している。
ウクライナ情勢、それを受けた米国株安を背景に投資家心理が悪化しており、マザーズ市場ではリスク回避の流れから資金流出が続いている。今週も海外情勢に左右される展開が見込まれ、復調を期待しつつも神経質な展開となってしまいそうだ。
 
マザーズ指数は24日、一時650ポイントを割り込んだ。売りのピーク自体は既に過ぎているものの、投げ売りが止まらない状況で、外部要因の影響も強く、下値模索を続けてしまっている。需給の整理も進んでいることで、全般の売り圧力が弱まるタイミングでは活発な下値買いが入るものの、外部環境がその継続を許さない。出来高は一時期より増えており、下値買いの増加と、期待外れの売りが出ているうようだ。
 
既存市場の主力銘柄の動きは厳しい。直近3カ月で50%以上の下落となる銘柄も多く、値ぼれ買いしてしまいそうだが、調整幅が大きいだけに、戻り基調入りを確認してからの参戦でも十分な値幅が見込めるだろう。

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