マザーズ市場展望

マザーズ市場は回復を続け、指数は75日移動平均線を奪回してきた。週足ベースでも13週線にタッチ。グロース株への資金回帰が続いており、売買代金は目立って増加していないが、引き続き買い優位の相場展開が期待できそうだ。
 
マザーズでは主力級銘柄が復調の動きを継続している。8月上旬の下落を主導したBASE  、フリー、弁護士ドットコムなどの銘柄への売りが一巡し、全体的な地合い改善の流れの中で買いが先行しやすくなっている。
 
ただ、マザーズ市場の売買代金は目立って増加しているわけではなく、売り需要が後退したことが反転の主因。売買の盛り上がりもない。
引き続き売り需要は限られそうで、需給環境は良好な状況が続きそう。主力級銘柄には買い余地がまだ大きく、売りが限られる環境下で買い需要が増加すれば、意外高もありそうだ。
一方、IPO(新規上場)の不調が続くなど、個人投資家のマインドは弱いまま。今週は9月後半に上場するIPOが続々とブックビルディング期間に入るため、資金拘束による需給面へのマイナス影響もあるだろう。

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