マザーズ市場展望

新興市場が軟調な推移となっている。東京株式市場全般が外部要因の影響を強く受けて軟調な推移となっていることで、新興市場でも投資家心理が悪化している。
ただ、メルカリなど主力株の値動きは強く、IPO(新規上場)の初値買いも盛り上がってきている。東証1部市場が続落を続ける中、マザーズ指数は週末にかけて下値買いが先行する展開となっている。売り圧力の強さはネックだが、買い方の積極性は失われていないようだ。
 
マザーズ指数は連敗で1120ポイントまで下落したが、9月29日の取引時間中から下値買いが先行し始めている。8月下旬からの相場で日経平均株価ほどの上昇がなかった新興市場には売り余地も限られており、次の局面を狙った先手の買いが増加していきそう。上げるも、下げるも新興市場、特にマザーズ市場は早く、東京株式市場を先導して修復相場に向かう可能性がある。メルカリなど、指数寄与度の高い銘柄の動きが心強いだろう。
 
個別では、来週もアフターコロナ関連株が買いやすい。外食株や旅行関連株、フィットネスクラブなどだが、博展やレイ、セレスポなどイベント関連ビジネスを手掛ける企業への復調期待も高まっている。プラップジャパン、共同ピーアールなどPR系企業も含め、動きをマークしておきたい。

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