米国市場では、順調に最高値更新を続けるNYダウに対し、ナスダック指数は停滞。同じような状況が東京株式市場でも出ており、足元でも物色はバリュー株に向いている
マザーズ指数が低空飛行を続けている。5月安値の1042ポイントを前に踏みとどまっているものの、反転に向かうほどのパワーはまだない。
中国ネット規制の影響もあってか、BASEなど主力ネット株の動きが悪く、メルカリも決算を受けて週末に大幅安。相場の雰囲気は一向に回復していない。
他にも、決算内容を悪いように取られてしまう銘柄は少なくなく、新興市場、特にマザーズ上場銘柄への投資家の弱気スタンスが見て取れる。
ただ、決算シーズンに雰囲気を悪くするのは毎度のこと。決算発表シーズンに過度に弱い動きとなるのは珍しくなく今週末でほとんどの決算発表が終わり、業績面への懸念はゆっくりと後退していきそう。
マザーズ市場は7月半ばから調整が続いているだけに、そろそろ売り需要も後退しつつある。徐々に下値買いの機運も高まっていきそうだ。
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