マザーズ市場が浮上の動きを強めていきそうだ。
マザーズ市場を取り巻く需給環境は最悪期を脱しており、指数も反転に動き始めている。マザーズ指数は週末18日、取引時間中で7日以来、終値ベースでは4日以来割り込んでいた1200ポイントに肉薄した。25日移動平均線にも急接近、来週はより上昇指向を強めていきそうだ。IPOの年末ラッシュのブックビルディングが終わって投資家の資金拘束が緩まり、資金が既存市場に戻ってきている。
指数寄与度の高いバイオ株が急落するなど、一部でイレギュラーな動きとなったが、IPO（新規上場）は盛り上がっており、年末に向けた復調シナリオに変わりはないだろう。
IPOラッシュも15日から始まり、初値高騰、人気化のニュースに投資家が関心を高めている。資金が戻り始めれば、もともと値動きが軽く年末に強い特性を持つ上に、これまでの調整で売り需要も消化済みであるため、大きな戻りが期待でき状況にある。来週以降は一層、買いの姿勢を強めてもよさそうだ。
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