マザーズ市場展望

ゴールデンウイークが明け、新興市場にリスクオンムードが強まっている。
新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化し、経済再開への関心が強まってきていることもあり、リスク資金が株式市場に戻ってきている。
新興市場はもともと、上がり始めたら強い市場特性を持つだけに、来週のマザーズ指数は1月7日に付けた年初来高値893ポイントの奪回も視野に入ってきそうだ。
 
マザーズ市場は売買代金も増加傾向にある。大型連休明けの7日は51.12ポイント、6.48%の大幅高を演じたが、この原動力は、上値追いを続けるアンジェスといったバイオ株で、投資家のリスク許容度の高まりを反映する値動きとなっている。
 
新型コロナウイルスの感染拡大に対する不透明感は後退しているものの、新興市場に関しては短期資金の動きが不安定で、足元のバイオ株に関してはやや行き過ぎの感もある。目先の動きに振り回されないようにしておきたい。

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