来週の新興市場は再び上値追いに進みそうだ。1月高値を更新済みであるマザーズ指数は1000ポイント乗せが手の届く目標となってきている。
東証1部市場がマザーズ指数を追い掛ける格好で上昇速度を速めており、リスク許容が高まってきている。再びマザーズなどハイリスク市場に資金を呼び込む、好循環が生まれていきそうだ。
マザーズではアンジェスを中心とするバイオ株人気が物色に火を付け、その後にラクスやJMDCといった新型コロナウイルス流行による経済活動の変化をとらえる主力級銘柄が資金を集めて指数が上値に進んだ。
足元は一服症状となっているが、これは利益確定売りが先行していることに加えて東証1部市場への資金シフトも影響している。
来週以降は東証1部市場の上昇に伴う地合いの改善で資金の流入が増えていきそうだ。
製造業系など、新型コロナの影響が中期的に出る可能性がある業種が少ないことから、個人投資家にとっての買いやすいという優位性は続きそうだ。
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