マザーズ指数は3月19日に安値を形成後、4月20日には761.50ポイントまで上昇した。
上昇率は36.5%に達しており、同期間の日経平均株価が20%程度であったことを考慮すると上昇率の大きさが目立つ。マザーズ上場銘柄は下落局面で一斉に投げ売りを浴びたことで、売り需要を短期間で消化。需給が改善し、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感の後退とともに急戻りを演じた。
マザーズ指数は目先は急上昇後の一服商状で、700ポイント台でもみ合い相場に入った。
750-700ポイントレンジでのもみ合いで短期的な過熱感を解消する展開となっている。
4月以降の急速な上昇を経て目先的な一服感が台頭しているが、需給状況はまだ良好。
25日移動平均線とのカイ離率が高まっていることもあり、来週は急戻りのスピード調整の週となりそうだ。
需給状況は引き続き良好で利益確定売りを吸収しており、反落懸念はそれほど大きくないとみる。スピード調整を行いつつも、強含みもみ合いとなりそうだ。
目次
