[概況]
リスク回避の流れが収まらない。
3日の東京外国為替市場は、引き続きトランプ米大統領が標榜する保護主義政策への警戒感から、米ドル円が軟調だった。
詳しく値動きを追うと、米ドル円は開始から10銭近く下に窓を開けスタートし、早々に先週末の安値を更新する。
中盤以降も軟調で安値を108.070円とした。欧州時間に入ると買戻しが入ったが、上値は限定的だ。
現在は108.30円近辺で推移している。
さて、トランプ大統領の保護主義政策を巡っては、このところ態度を硬化させていた対中交渉に加え、対メキシコへの関税措置も表明するなど、事態の先行き不透明感が強まる一方の印象だ。
そのため、この後も為替市場はリスク回避姿勢が続くと予想する。
米ドル円は108.00円を下抜けてしまうと、2019/1/3安値106.175円まで節目らしい節目がないため、同水準での攻防は特に警戒したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
