株式市場は視点を近くに置いて足元の事柄ばかりを気にする世界。
だから日替わりメニューの目眩ましに幻惑される。
市場のベクトルの根本は世界の金融動向と規制の強弱と決め打ちすれば、瑣末な海外事情に右往左往しなくなるだろう。
重要なのは視点の時間軸の頂点ということになる。
何十年も相場を見てきて感じるのは未来永劫に続く好材料も悪材料もないということ。
目先しか見ていない輩の方が声が大きいことが多いからそれに引きずられる。
自分の視点がないから、他律他動的な相場観になってしまうのだろう。
これは敵の思う壺。
先週のエルサレムなんて今週は誰も言わないし、昨日のアラバマ州上院補選もいずれ忘却の彼方だろう。
「ブレないこと」は難しいがブレないところに本質があると考えればブレなことは重要だ。
フランスの哲学者アランの言葉は「遠くを見よ」。
兜町の視点だけでなく、ウォールストリートやシティの視点だけでなく地球鳥瞰のような目を持つべきだろう。
一方で「脚下照顧」というのは比叡山延暦寺の根本中堂に掲げられた言葉。
「自分の足元をよくよく見よ」という意味の前の言葉。
「他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよ」という戒め。
他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべき。
あるいは「足元に気をつけよ」の意。
ここまでの高尚さを持っていれば良いのだろうが・・・。
以下は2018年のスケジュール。
↓
1月 つみたてNISA開始、預金等マイナンバー監理開始、自動車保険料引き上げ
EUが第二次金曜商品市場指令導入
1日 休眠預金活用法施行、神戸開港150周年
19日 通常国会招集
20日 トランプ大統領就任1年
2月 東京五輪マスコット発表
1日 パチンコ出玉規制強化
3日 イエレン米FRB議長任期満了
4日 米NFLスーパーボウル
9日 韓国・平昌五輪開催(~25日)
3月 小田急が新型ロマンスカー投入、中国全人代開催、スポーツ庁がスニーカー通勤奨励
8日 車両接近通報装置を新型車に義務付け
9日 韓国・平昌パラリンピック開催(~18日)
10日 関門トンネル開通60周年
11日 東日本大震災から7年
13日 青函トンネル開業30周年
18日 ロシア大統領選挙
19日 岩田・中曽日銀副総裁任期満了
29日 東京ミッドタウン日比谷開業
4月 神戸空港が民営化、三重銀と第三銀河経営統合予定(三十三FG)
第四銀と北越銀が経営統合予定(第四北越G)、生保保険料改定見通し
改正労働契約法施行
1日 関西アーバン銀、みなと銀、近畿大阪銀が経営統合予定(関西みらいFG)
8日 黒田日銀総裁任期満了
15日 TDL開園35周年
5月 東京都民銀行と八千代銀、新銀行東京が合併予定(きらぼし銀)
3日 アジア開発銀行年次総会(~6日、マニラ)
16日 ラマダン入り
6月 8日 G7サミット(~9日、カナダ・ラ・マイベル)
14日 サッカーワールドカップロシア大会(~7月5日)、ラマダン終了
15日 民泊法施行
7月 1日 メキシコ大統領選挙
15日 大阪開港150周年
16日 横浜ランドマークタワー開業25周年
24日 2020年東京五輪まで2年
28日 日本全国で皆既月食
31日 火星大接近
8月
15日 北海道命名から150年
18日 アジア競技大会(~9月2日)
9月 英国EU離脱の実質的交渉期限
11日 イスラムヒジュラ暦新年
30日 安倍首相の総裁2期目の任期満了
10月 自動車の排ガス等に国際基準のWLTPを導入
1日 上場企業の売買単位統一期限
23日 明治改元から150年
27日 ムンクの代表作「叫び」などの回顧展(東京都美術館)
11月 2015年万博開催地決定
1日 EU発足25周年
4日 秋篠宮真子様結婚式
6日 米中間選挙
12月
3日 COP24開催(~14日、ポーランド)
23日 東京タワー開業60周年
(櫻井)。
