パウエル講演控え、米ドル円動意薄い。

[概況]

28日東京時間の米ドル円は113円台後半で方向感の乏しい展開となっている。

市場の関心は12月1日に予定される米中首脳会談へと集中しており、積極的にポジションを傾ける向きは少なくなっている模様。

同会談に向けては、昨日クドローNEC委員長より、内容次第で追加関税の可能性もある旨の意向が示されたが、東京時間中におけるこの発言の影響は限定的となっている。

目先も同様な展開が継続する可能性が高そうだが、動意が生まれるとすれば、本日NY時間に予定されるパウエルFRB議長による講演(日本時間:29日AM2:00予定)だろう。

パウエルFRB議長の直近の発言は、ややハト派寄りのものが目立っており、今回もあまりタカ派な内容にはならいないとの見方が多いようだ。

テクニカル的にみると、10月4日高値と11月12高値を結んだ線が114.00円付近に差し掛かっており、目先の上値目標とされそう。

同水準を突破できるかどうかが、焦点となりそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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