ドル/円は先週に引き続き今週も揉み合い継続か

[概況]

先週末の米9月消費者物価指数は予想を下回り、インフレが進行していないとの見方にドルは売られて112円を割り込み、当日安値111.675円まで下落した。
 
しかし其の後発表された10月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を大幅に上回った事やNY株式市場の上昇などにドルは反発し、最後は-44銭の111.865円で引けた。
インフレは鈍化している事が示されたが、12月利上げ予測を後退させる程の弱い内容ではなかった事でドルは小幅安となったが、今週もドルは米経済指標や企業決算の結果を受けたNY株式市場の動向に影響を受けそうだ。
 
今週の米国は16日(月)に10月NY連銀製造業景気指数、17日(火)9月輸入物価指数、9月鉱工業生産・設備稼働率、8月対米証券投資、18日(水)MBA住宅ローン申請件数、9月住宅着工・許可件数、地区連銀経済報告、19日(木)新規失業保険申請件数、10月フィラデルフィア連銀景況指数、9月景気先行指数、20日(金)中古住宅販売件数などが発表予定となっている。
米景気拡大は続いているが、北朝鮮リスクにドルは上値を抑えられ易くなっており、今週は上値の重い展開を予想している。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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