ドル円の動向に要注目

1日の日経平均は小反発。
注目のFOMCでは大方の予想通り、政策金利が引き下げられたが、パウエルFRB議長は、今回の利下げは下方リスクに対する保険であり、長期にわたる利下げ開始を意味するものではないとの認識を示したことが米株安につながった。
この流れを受けた東京株式市場も売りが先行する流れとなり、日経平均は寄り付き直後に一時2万1288円90銭まで下げ幅を広げる局面をみせた。
しかし、決算ラッシュの中でコンセンサスを上回った企業への物色は強く、為替市場での円安の流れなども材料視される中、前引けにかけて日経平均はプラス圏を回復。
後場は2万1500円を挟んでのこう着とはなったが、小幅に反発して取引を終えている。
 
目先はドル円の動向に要注目だろう。
明日は月初の週末で、米雇用統計の発表を控えている。FOMCで先の利下げ期待が後退した直後だけに、雇用統計が良好であれば、ドル高(円安)の勢いが強まる展開も期待できる。そのような思惑を背景に、ドル円が109円台半ばから110円をうかがうような動きが見られるかに注目したい。
また、あすの取引時間中に1Q決算を発表予定のトヨタの動向にも注意を払っておきたい。このタイミングでトヨタが決算を受けて強含むようなら、円安メリット銘柄全般に買い安心感が広がる可能性があると考える。
 
 
■テクニカル・ポイント(1日現在)
 
21935.36  ボリンジャー:+2σ(13週)
21899.38  ボリンジャー:+2σ(25日)
21809.79  ボリンジャー:+1σ(26週)
21734.01  ボリンジャー:+1σ(25日)
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21633.89  6日移動平均線
21619.53  ボリンジャー:+1σ(13週)
21568.64  25日移動平均線
21555.99  均衡表転換線(日足)
 
21540.99  ★日経平均株価1日終値
 
21451.36  200日移動平均線
21445.71  75日移動平均線
21408.26  均衡表基準線(日足)
21403.27  ボリンジャー:-1σ(25日)
21363.28  26週移動平均線
21326.28  均衡表雲上限(日足)
21326.28  均衡表基準線(週足)
21303.69  13週移動平均線
21261.01  均衡表雲下限(週足)
21237.89  ボリンジャー:-2σ(25日)
21072.52  ボリンジャー:-3σ(25日)
21056.36  均衡表転換線(週足)
21052.37  均衡表雲下限(日足)
21046.24   新値三本足陰転値
20987.86  ボリンジャー:-1σ(13週)
 

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