[概況]
NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請件数は前週比マイナスで、7月貿易収支は予想をほぼ変わらない結果となったが市場には影響薄だった。
其の後EU離脱を巡り、英国と独が主要な要求を取り下げたと発表された事からユーロやポンドは急伸し、NY市場序盤にユーロは当日高値130円丁度、ポンドも144.98円(高値)まで一気に急騰した。ユーロ上昇に連れてドルも買われ、当日高値111.770円まで上昇したが、NY株式市場が売られて始まった事や其の後独政府報道官が方針は変わっていないと否定した為にポンドは急落して144円を割れ、ドルとユーロも値下がりした。
其の後は揉み合いとなり、最後ドルは前日比+2.5銭高の111.500円と111円半ばで引け、南アランド以外の主要通貨も上昇して引けた。対中追加制裁関税の発動や米雇用統計などの発表を前にドルは底堅い動きを見せる一方、買い上がる動きも出にくい様で上値は重く、週末までは揉み合い継続ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
