ドルは108円では買われるも109円では上値が重い  

[概況]

東京時間に109円を割り込んだドルは直ぐに大台を回復して揉み合いとなる一方、欧州市場に入り発表された英4月ハリファックス住宅価格の予想を下回る結果にポンドは急落し、欧州株式市場も軟調に始まる中で中盤に当日安値147.03円まで下落し、連れてユーロも129.225円(昨日安値)まで値下がりした。
 
ドルはNY市場に入ると一段高となってそれまでの高値を上抜き、NY株式市場が軟調に始まる中で米国債利回りが上昇した為にドルも買われ、NY市場序盤過ぎに当日高値109.360円まで上昇した。
 
しかし上値は重く終盤にトランプ大統領がイラン核合意からの離脱を表明すると株価やドルは売られ、終盤にドルは当日安値108.820円まで下落した。
 
しかし108円台では買いが入って直ぐに109円を回復し、最後は前日比+5銭高の109.150円と109円台を維持して引け、ドル以外の主要通貨は値下がりして引けた。
 
またイラン核合意破棄により地政学的リスクが増大する可能性にトルコリラは売られ、3月23日の安値25.25円を下抜く下げ(終値25.15円)となった。
ドルは108円台では買われる一方109円台から上は重い状況が続いており、しばらくは揉み合い継続か。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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