ドルは週末開催のG20での米中首脳会談まで揉み合い継続か

[概況]

 先週末23日は米国が感謝祭翌日でNY株式市場が短縮取引となる中、株価は3市場とも値下がり(ダウは4日続落)し、為替市場は株価下落によるリスク回避の円買いが優勢となった。ユーロ(-87.5銭)やポンド(-79銭)は大きく値下がりしたが、ドルの下げは-1.5銭と小幅で、ドルはまだ上昇余力を残しているという感じの下げにとどまった。
 
今週は週末30日と12月1日にアルゼンチンでG20が開催され、米中首脳会談が実施される予定となっており、そこで貿易問題の解決に向けて何らかの合意が出来るかどうか?注目されており、良い結果ならばドルは買われ易く、市場の失望を買う様な結果だとドルは売られ易いと見られる。
従って今週は基本的に週末まで方向性の出る可能性は低いと見ており、ドルは先週同様に狭い範囲での揉み合い継続を予想している。
 
今週の米国は27日(火)9月住宅価格指数、9月S&Pケースシラー住宅価格指数、11月消費者信頼感指数、28日(水)MBA住宅ローン申請指数、第3四半期GDP改定値、10月新築住宅販売件数、29日(木)10月個人所得・支出、新規失業保険申請件数、FOMC議事録、30日(金)11月シカゴ購買部協会景気指数などが発表予定となっている。ドルは揉み合い継続を予想し、トルコリラは上昇基調を維持出来るかに注目している。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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