ドルは印パ対立で当日安値まで下げたあとNY市場で111円回復

[概況]

印パ軍事衝突を受けたリスク回避の動きに東京市場終盤に当日安値110.345円まで下げたドルは其の後揉み合いとなり、NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請指数の良好な結果にドルは買われてそれまでの高値を上抜き、米国債利回りの上昇と共に更に上値を伸ばした。
NY株式市場は売られて始まったが、其の後発表された12月耐久財受注は予想を下回ったものの、12月耐久財受注や1月中古住宅販売成約指数の良好な結果と株価の下げ幅縮小などにドル買いは進み、NY市場中盤には111円を回復した。
 
そして終盤に当日高値111.080円まで上昇し、最後は前日比+37.5銭高の110.980円と111円は維持出来なかったが110円後半で引けた。ユーロも上昇し、合意無きEU離脱のリスクが後退したポンドは買われ、連日1円以上も上昇して一時昨年11月14日以来となる148円を付けた。印パ軍事衝突を受けたリスク回避の動きにドルは110円前半に落ちたが、其の後NY市場では111円を回復するなどドルの下値は堅く、上値を目指す動きは続いていると見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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