[概況]
中国株式市場が前日の下げから大きく反発し、欧州株式市場も上昇で始まるとユーロ買いが進み、対ユーロや対人民元で売られたドルは対円でも値下がりして、欧州市場序盤にそれまでの安値を下抜いた。
そしてNY市場朝方に111円を割れて当日安値110.990円まで下落したが直ぐに大台を回復した。其の後NY株式市場が上昇で始まり、株価が上値を伸ばすとドルも買い戻しが進んで、NY市場終盤に当日高値111.495円まで上昇したが111円半ばは超えられず、最後は前日比-0.5銭の111.390円とほぼ変わらずで引けた。
この日は中国国家外為管理局が「外貨準備は安定して推移。資本の流出入は全体的に安定」と述べた事も人民元買いに繋がった模様で、対人民元で売られたドルは対円でも小幅安となった。夏休み期間に入っている事もドルの上値を抑えている要因だろうが、好調な米経済によるNY株式市場の上昇を見ればドルは買いではないか。
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