ドルは主要通貨に対して売られるも、NY株価の上昇に買われる

[概況]

東京時間に当日安値108.030円まで下げたドルだったが108円は割れず、其の後は下げ止まりから揉み合いとなる一方、対ドルで買われたユーロは対円でも上昇し、欧州市場中盤に124円台に乗せた。NY株式市場は横ばいで始まり、其の後発表された12月ISM非製造業景気指数は予想を下回ってダウはマイナス圏に落ちドルも売られたが、ダウがプラスを回復したあとも上値を伸ばす上昇にドルも買い戻され、NY市場中盤に東京時間に付けた高値(108.640円)を上抜いた。
 
其の後も株価の上昇と共にドルも買われ、引け近くに当日高値108.760円まで上昇し、最後も前週末比+24.5銭高の108.695円と108円後半に乗せて引けた。
一方対ドルで買われたユーロは対円でも+1.08円の大幅高となり、トルコリラ(-12銭)以外の主要通貨は上昇して引けた。ドルは円以外の主要通貨に対して売られたが、NY株式市場の上昇に買われており、先週末のFRB議長の利上げに慎重な姿勢に上値は重いが、議長発言はNY株式市場の上昇要因となっている事から、ドルはしばらく揉み合いの展開か。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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