[概況]
NY市場に入り発表された5月住宅価格指数は予想を下回り、ドルは朝方に当日安値110.950円まで下げたが、NY株式市場が上昇で始まった事などにドルも買い戻された。
そしてダウが200ドル以上も上昇すると中盤にドルも111.350円まで反発したが、戻りを売られて揉み合いとなり、最後は前日比-16銭の111.185円と5日続落で引けたが、111円台は維持した。
またユーロも売られて130円を割れたが(-28.5銭)、メイ英首相がEU離脱交渉を主導すると述べた事を受けてポンドは買われる(+34銭)などマチマチな動きとなり、利上げ予想の出ていたトルコリラは据え置きが発表されて急落し、-74銭の22.77円と23円割れで引けた。
トランプ大統領がドル高と利上げを批判して、FRBの金融政策に異を唱えている事がドルの上値を抑えている状況だが、米国経済は好調でドルが下げ続けるとは考えにくく、下値は買いだと見ている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
