ドルは一時110円台まで下げたが、最後は111円で引ける

[概況]

欧州株式市場が売られて始まるとドルやユーロはそれまでの安値を下抜き、米株価指数先物が値下がりして米国債利回りも低下すると更に円買いが進み、NY株式市場も大幅安で始まると序盤にドルは111円を割れて当日安値110.965円まで下落した。
 
しかし111円割れでは買われて直ぐに値を戻し、NY株式市場がマイナス圏で推移する中、ドルは111円前半でもみあいとなり、最後は前日比-31銭の111.175円と111円前半に落ちて引けた。欧州株式市場やNY株式市場の大幅安に為替市場もリスク回避の円買いが優勢となって、ドル以外の主要通貨も軒並み値下がりして引けた。
 
この日はIMFが世界経済の成長見通しを下方修正し、NY株式市場は重要イベント(米企業決算やECB理事会、FOMC議事録公表など)を前に買いが控えられ、調整の売りなどに株価は値下がりして円買いが進んだが、発表までは様子見した方が良いのではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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