ドル、111円台後半、株高で上伸後、もみ合い

[概況]

19日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、株高を背景にドルが買い進まれ、1ドル=111円台後半に上伸した後、同水準を軸にもみ合った。
 
早朝は、111円50銭台を軸にもみ合った。午前は、利食い売りなどにより111円40銭前後まで軟化したものの、実需筋のドル買い・円売りや日経平均株価の堅調さを映して、111円60銭付近まで切り返した。
 
午後に入ると、株価が年初来高値を更新し、安全資産とされる円が一段と売られた結果、ドル円は約2カ月ぶりの高値圏となる111円80銭台まで上伸した。終盤は、買いがやや一服し、111円70~80銭前後でもみ合った。
 
市場では、21日未明に終了するFOMCの結果を見極めたい向きが多い。市場関係者からは、「FOMCメンバーの金利見通しであるドット・チャートが年内利上げ観測を高めるようであれば、ドルは113円に迫る可能性もある」との声が聞かれた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次