トルコリラ円の動きに注目

[概況]

15日の東京外国為替市場は、トルコリラ円が17円台という限定的なレンジ内を推移した。

ここ数日、トルコリラ円は、トルコの金融危機への懸念や米国との関係悪化で不安定な相場環境が続いていたが、本日は売り圧力が強まる場面も見られず、落ち着いた値動きだった。

しかし、欧州時間に入ると、17円台から19円台へ急上昇し、再び17円台へ沈むという神経質な値動きを見せており、トルコリラ円への不透明感が拭えていない印象を与えてしまっている。

この後、引き続きトルコ関連の報道には注意を払いたいが、米国との関係悪化のきっかけとなった米国牧師拘束問題について、トルコの裁判所が同牧師の釈放を拒否したとの報道が欧州時間に入って伝わっており、トルコリラ円が再び下押しするような展開が懸念される。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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