[概況]
24日の東京外国為替市場は、トルコリラ円の下落が目立った。昨日の欧米時間は、トルコ中銀がトルコリラの急落を受けて、実質的な政策金利である後期流動性貸出金利を3%引き上げた。
この発表にトルコリラ円は急反発することとなり、僅か1時間足らずで約2円近く上昇して昨日の東京時間中における下落分を埋めることに成功する。
しかし、明くる24日の東京時間のトルコリラ円の値動きは上値が重かった。特に終盤にかけては売り圧力が強まり、一時本日の安値23.04円まで下落している。
この後のトルコリラ円は、とりあえず節目の23.00円を維持できるかが注目だろうか。
トルコ国内の政情に対する不透明感は依然拭えないが、昨日の緊急会合でトルコ中銀は、今後も必要に応じて利用可能なすべての手段を講じると表明しているため、トルコリラの下落に歯止めがかかる日は近いかもしれない。
[提供:カネツFX証券株式会社]
