トランプ発言にドルは買われたが、株価の下げに上値を抑えられる

[概況]

NY市場に入り、トランプ大統領が「中国投資制限で最も厳しい措置は取らない」とツィートした事が伝わってドルは買われ、一気にそれまでの高値を上抜く急伸となり、発表された5月卸売在庫と5月耐久財受注は共に予想を上回ってドルは更に上昇し、続いて発表された5月中古住宅販売成約指数は予想を下回ったが、NY株式市場が大幅続伸で始まると序盤にドルは当日高値110.500円まで上昇した。
 
しかし其の後は株価の上げ幅縮小に上値を抑えられ、終盤に110.145円まで下げたが110円は割れず、最後は前日比+25.5銭高の110.290円と110円を維持して引けた。
 
またドル以外の主要通貨は値下がりし、金価格の下落に南アランドは8円を割り込む下げとなった。経済指標は良好で米景気拡大は続いているが貿易摩擦も続いており、好調な米経済(ドル買い)と貿易摩擦に対する警戒(ドル売り)との綱引きはまだ続きそうな感じだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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