「トランプ大統領が頑張った」
NY株式市場は主要指数が揃って反発。
原油価格の上昇を背景にしたエネルギーセクターの上昇が寄与した。
連邦債務上限の3カ月引き上げなどの案で民主党とトランプ大統領の意見が一致したとの報道も好感された。
下院はハリケーン「ハービー」の被害の救済・復興支援に向けた80億ドル規模の支援措置第1弾を承認。
上院の採決で承認されれば、週内にも大統領が署名する方向。
ハービー救済措置と連邦債務上限を3カ月引き上げる法案を抱き合わせにする民主党の議会指導部が提示した案をトランプ大統領は支持。
共和党のマコネル上院院内総務も民主党案に賛成したトランプ大統領の決定に支持を表明した。
法案が承認されれば、債務上限は12月15日まで引き上げられ、米国の債務不履行や政府機関の閉鎖は回避されることになる。
ゴールドマン・サックスは米政府が閉鎖される確率を前週の35%から15%に引き下げた。
安全資産とされる国債への買いは後退し国債価格は下落(利回りは上昇)。
10年債利回りは一時2.054%に低下。
昨年11月10日以来の低水準をつけた後は2.103%近辺で推移。
カナダ中銀が予想外に追加利上げに踏み切ったことを受けドルはカナダドルに対し数年ぶりの安値。
一方、債務上限問題の進展からドル円は上昇。
地区連銀経済報告(ベージュブック)は「米経済が7月から8月半ばにかけ、控えめから緩やかなペースで拡大した。
一方、インフレ加速の兆候は引き続きわずかな程度」との認識で着地。
ISM非製造業総合指数は55.3。
11カ月ぶりの低水準となった前月の53.9から上昇。
フィッシャーFRB副議長の辞任発表もあったが、いずれもほとんど材料視されなかった。
北朝鮮という話題も遠のいた感。
SQ週の荒れる筈の水曜日の日経平均は小幅に3日続落。
ついに200日移動平均線(19389円)を割り込んだ。
トランプ当選ショックで11月に一度下回ったことがあったが昨年10月5日に200日線上に顔を出して以来11か月ぶりのこと。
「8月29日に割り込まなかった200日線を、今回割ってしまった」という嘆きと落胆があったことは否めない部分。
しかし大引けに掛けての下げ渋りやTOPIX、日経中小型指数の反発は期待を持たせるものでもあった。
200日線はまだ右肩上がりの上昇中(1日10円程度)。
200日線を気にするグランビルの法則では「上昇中の移動平均線を株価が割り込む下げは一時的な下げで押し目買いの好機と判断」。
結果論では「押し目」だったことになろうか。
「東証1部の新高値銘柄数が16に急減、新安値銘柄数は138に急増」という現実は見えないフリでも良いのかも知れない。
1日時点の裁定買い残は4週ぶりに増加。
前週比べ569億円増の1兆4945億円。
裁定売り残は6週連続で増加。
前週比1425億円増の5522億円。
1月20日時点以来、約7カ月ぶりの高水準。
反発するには結構いい数字となった印象。
225先物大証夜間取引終値は日中比150円高の19490円。
トランプ氏の妥協的政策を好感したドル高円安での109円台を好感した反発。
NTレシオは12.16まで低下。
25日線(19628円)からの乖離はマイナス1.4%。
騰落レシオの97.18%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲13.372%(前日▲12.708%)と悪化。
買い方は▲8.479%(前日▲8.801%)と僅かに好転。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方は▲1.37%(前日▲1.18%)。
買い方は▲19.63%(前日▲19.95%)と微かに好転した。
空売り比率は43.0%と執拗な40%台だが前日のタイ記録45.2%)でアク抜け感が出てきた。
勝手雲の転換線は19495円、雲の下限は19523円。
まずはこの奪還は最低条件。
一目均衡の雲は9月15日に黒くねじれているのが気にかかる。
9月陽線基準値19691円も欲しいというのが市場の願いだろう。
ウラジオストックでの東方経済会議の日に北朝鮮は動かないだろうというのが本音。
「北朝鮮の矛先」は中国という声も聞こえる。
あながち荒唐無稽ではないかも知れない。
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ソウルドアウト(6553)・・・動兆
ソウルドアウトに注目する。
同社は中堅・中小企業向けネットビジネス支援が中核。
WEBマーケッティングやIT化支援が拡大基調。
業績は堅調で今12月期は増収増益見通し。
IPO後のリバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
