ダウ4日続落、303ドル安=利益確定売りで(31日)

ダウ4日続落、303ドル安=利益確定売りで(31日)

12月31日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、終値は前日比303ドル77セント安の4万8063ドル29セントだった。

主要株価指数が過去最高値圏で推移するなか、利益確定や持ち高調整の売りが優勢だった。年末で新たな買いの動きが乏しく、取引終了にかけて下げ幅を広げた。

S&P500種株価指数は前週に最高値を更新し、ナスダック総合株価指数も高値に迫っていた。「相場が過去3年大幅に上昇しており、バリュエーション(投資尺度)面での割高感が気がかりだ」との声があった。

ダウ平均は2025年を通じて13%、ナスダックは20%と大幅に上昇。いずれも過去最高値圏で推移する中、値上がりした株を売却する動きが先行した。

同日発表された新規の米失業保険申請件数が雇用の底堅さを示す内容で、連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測がやや後退したことも相場の重荷となった。米追加利下げを巡る不透明感もある。

同日発表の週間の米新規失業保険申請件数は19万9000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(22万件)を下回った。3

0日に米連邦準備理事会(FRB)が公表した12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では数人の参加者が当面の政策金利据え置きを適切とみていたことが分かり、FRBが利下げを急がないとの観測が強まった。2026年も年間では米株高が続くとの予想は多い。

半面、高値警戒感や金融政策と米経済を取り巻く不確実性、人工知能(AI)投資の過熱への懸念などを背景に年前半は上値の重い展開となるとの見方がある。

ダウ平均の構成銘柄ではIBMやアメリカン・エキスプレス(アメックス)、ウォルト・ディズニーなどが安い。AI向け半導体「H200」の増産を台湾積体電路製造(TSMC)に打診したと報じられたエヌビディアも下げて終えた。

一方、エリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)の株式取得が明らかになったナイキは4%あまり上げた。ダウ平均は3年連続で上昇し、24年末比5519ドル(12.97%)高で終えた。

トランプ米大統領が「相互関税」を発表した4月に急落する場面があった。あ関税政策への過度の不安が薄れると、FRBの利下げ再開やAIの盛り上がりなどを受けて年後半にかけては上値を試す展開となった。

個別銘柄ではキャタピラーとゴールドマン・サックスが年間で5割あまり、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やエヌビディアは4割前後上げた。

半面、ユナイテッドヘルス・グループが3割強、セールスフォースとナイキも下げた。12月は月間では0.72%高となり、8カ月連続で上昇した。8カ月続伸は10カ月続けて上げた17年4月〜18年1月以来だった。

ナスダック指数は4日続落した。終値は前日比177.089ポイント(0.75%)安の2万3241.991だった。

半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーやデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズなど今年大きく上げた銘柄の下落が目立った。ナスダック指数も3年連続の上昇となり、年間で20.35%上げた。ハードディスクドライブ(HDD)のウエスタン・デジタルやシーゲート・テクノロジー、半導体メモリーのマイクロン、ネット証券のロビンフッド・マーケッツなどが昨年末比で3〜4倍に急伸した。

ナスダック指数は12月月間では0.52%安だった。2カ月連続で下落した。S&P500種は4日続落し、終値は前日比50.74ポイント(0.73%)安の6845.50だった。年間では16.38%上昇した。12月月間では0.05%安だった。

〔ロンドン株31日 小幅反落〕

31日の英FTSE100種総合株価指数は反落し、前日比9.33ポイント(0.09%)安の9931.38で終えた。
朝方に前日付けた最高値(9940)を上回る場面があったものの、次第に利益確定や持ち高調整の売りに押された。31日は午後0時半までの短縮取引だった。

銀生産大手フレスニージョなど鉱業株や金融の売りが優勢だった。公益のほか信用調査会社エクスペリアン、情報関連サービスのRELXが下げた。
他方、英BPを含め石油株が上昇。ボーダフォン・グループなど通信株の一角が買われた。

FTSE100種指数は2024年末に比べ21.5%上昇した。
年間での上昇は5年連続で、年間の上昇率としては09年以来の大きさとなった。

中小型株で構成するFTSE250種株価指数は24年末比で約9%高い水準で終えた。

FTSEの構成銘柄では、産金大手フレスニロが2.29%安、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルが2.21%安、保険大手ビーズリーが1.42%安と下げを主導。一方、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスは1.08%高、鉱業大手アングロ・アメリカンは0.95%高、流通大手マークス&スペンサーは0.76%高となった。

ドイツのフランクフルト株式市場は休場(ドイツ主要40銘柄指数(DAX)は年間で23.01%高)。

フランスCAC40種指数は0.23%安。
CACでは、金融大手ソシエテ・ジェネラルが0.98%安、広告大手ピュブリシス・グループが0.72%安、不動産投資信託のウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールドが0.66%安と売られた半面、高級ブランド大手LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は0.89%高、建設大手エファージュは0.41%高、ホテル大手アコーは0.40%高で取引を終えた。

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