25日のNYダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発した。前日比30ドル27セント高の2万1813ドル67セントで終えた。
政権の経済政策の要となるコーン国家経済会議(NEC)委員長が税制改革法案の年内成立に意欲を示したことで、買いが先行した。トランプ氏の発言で政治が混乱する中、景気刺激策の導入に向けた期待が高まり、ダウ平均は上げ幅を一時123ドルまで広げた
ただ、取引終盤にダウ平均は伸び悩んだ。
注目の米ワイオミング州ジャクソンホールでカンザスシティー連銀が主催する経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)では、イエレンFRB議長は金融政策に関して言及しなかったことから、その後は上値の重い展開となった。週末を控えた持ち高調整を目的とした売りに押された。
ナスダック総合株価指数は3日続落した。前日比5.683ポイント安の6265.643で終えた。アマゾン・ドット・コムやフェイスブック、グーグルの持ち株会社アルファベットといった代表的なネット関連株が売られて指数を下押しした。
セクター別では、運輸や電気通信サービスが上昇する一方で半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが下落した。
個別では、2017年5~7月期決算で売上高が市場予想を上回ったほか、最高経営責任者(CEO)の交代を24日に発表した外部記憶装置メーカーのピュア・ストレージが大幅高となった。四半期決算で最終赤字幅が縮小し、売上高も市場予想を上回ったデータ解析ソフトのスプランク(SPLK)が急伸した。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)やディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。
一方、四半期決算で1株利益が市場予想を下回ったゲーム専門店のゲームストップが急落。既存店売上高が市場予想ほど伸びなかった化粧小売りのアルタ・ビューティーにも売りがかさんだ。ディスカウント小売りのビッグロッツは増収増益だったが材料出尽くし感から売りが優勢だった。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)はジェフリーズが投資判断を引き下げ、下落した。
NYダウ工業株30種(ドル)
21,813.67+30.27
S&P500種
2,443.05 +4.08
ナスダック
6,265.643-5.683
NY原油(ドル/バレル)47.86+0.43
円・ドル109.32 – 109.33+0.06
米10年債利回り2.169 ( -0.025 )
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小幅に続伸した。9月物は前日比45円高の1万9450円で終え、大阪取引所の終値と同水準だった。トランプ米政権の減税を含む税制改革への期待からダウ工業株30種平均が反発し、日経平均先物にも買いが及んだ。
だが、注目されたジャクソンホール会議で、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が金融政策に言及せず、相場は方向感に欠いた。9月物の高値は1万9530円、安値は1万9370円。
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
19450 ( 0 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
19450 ( 0 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は4日ぶりに小反落した。前日終値に比べ5.60ポイント安の7401.46で引けた。建設資材のCRHとスーパーマーケット株の下げが指数下落に影響し、構成銘柄の約6割が下落した。
テスコなどスーパーマーケット株も売られた。米アマゾン・ドット・コムが、買収を完了する28日からスーパーのホールフーズ・マーケットで一部商品を値下げすると発表したことが売り材料となった。
広告のWPPグループもアナリストによる株価目標引き下げなどが響いて下落した。ブッ
半面、原油高で石油のBPとロイヤル・ダッチ・シェルが買われた。BHPビリトンなど鉱業株も高くなった。
今週前半に急落した金融サービスのプロビデント・フィナンシャルは、前日に引き続き買い戻され、約22%上がった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
ドイツ株式指数(DAX)は反落した。終値は前日比12.89ポイント安の12167.94だった。
ドイツポストと工業用ガスのリンデ、重電のシーメンスは下落した。一方で、ドイツ取引所と医薬・農薬大手のバイエルは買われた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5087.59 -26.56
